お子さんに性教育をしていますか?
何か始めたいと思っているけれど、どうしたらよいのかわからない・・・。
教えなくても自然と理解するのでは?
いろんな考えがあると思います。
私は、教えなくても自然と覚えるだろうから、何もしなくていいのでは?と考えていました。
けれど、教えないということが、子供にとってリスクであると思うようになり、性教育の絵本を購入し、読み聞かせまで行ってみました。
すると、思いがけない反応が・・・!
これは、是非やった方がいい!
そう思ったので、紹介したいと思います。
お子さんへの性教育について、何かお役に立てば嬉しいです!
どうして子供に性教育を始めようと思ったの?
性教育は、自然と身につくもの。
私もそう思っていました。
けれど、あるとき、性について知らないことがリスクであると知りました。
例えば、性犯罪。
考えたくないことですが、性について知らなかったから、巻き込まれてしまうということもあります。
知っていれば、避けることができたかもしれない。
そして、子供は10歳になると、恥ずかしがって性に関する話を遠ざけたり、話を聞いてくれなくなる傾向があるということを知りました。
え!そうなの!
我が家の長男は、もう9歳。
これは、今しかチャンスがない・・・!
そう思い、子供にとって読みやすそうな絵本を探してみることにしました。就寝前に、時間があれば本を読む習慣があったので、まずは性教育の絵本を読んでみようと思ったのです。
どんな本を選んだの?3冊ご紹介!
どんな絵本がいいかな・・・?
そうして探してみて、よさそうだなと思うものを買ってみました。
我が家は、長男9歳(小3)、次男6歳(年長)、長女(1歳)の3兄弟です。
主に、長男に教えてあげることを目的として選び、読み聞かせてみました。
選んだ本3冊を、読んだ子供の反応とともに紹介しますね。
絵柄がかわいい性教育の絵本「おちんちんのえほん」
本の内容は?
元気に走り回る男の子の表紙が、可愛らしい絵本です。
温かみのある絵柄で、男性、女性の体の違いや、赤ちゃんができてから生まれるまでが書かれています。
文字も全部ひらがななので、小さなお子さんでも読みやすいですね。
印象的なのは、「プライベート・ゾーン」という説明があること。
プライベート・ゾーンとは、プールに入るときに水着で隠す部分のことです。
ここは、自分しかみてはいけない大切な場所と説明されています。
これ、すごく大切なこと!
また、汚れた下着は自分で洗おうということも書かれています。
これも、地味に大切なことですよね。
今後のために、そういうことを教えてあげるとよいのかなと思いました。
子供の反応は?
本は、Amazonで購入し、到着。
寝る前に読んであげようと思っていたのですが、「これ、なに?」と気づいた長男。
自分から封をあけて読み始めました・・・!
寝室へ行く前に、長男に「どうだった?」と聞いてみたのですが、「うーん」とちょっと恥ずかしそうな感じ。
次男に読み聞かせてみたところ、次男は興味深く話を聞いてくれました。
この本をきっかけに、我が家では「プライベート・ゾーン」という言葉が定着し、お風呂では自分の性器は自分で洗うようになりました。
これは、すごくよい変化だな!と感じています。
すごくわかりやすくておすすめ!「あっ!そうなんだ!性と生」
本の内容は?
絵本より、ちょっと小学生向けの本になっています。
男の人と女の人の体の違い、生理・射精といった体の仕組み、赤ちゃんができるまで、人を好きになることから死ぬとはどういうことかまで、まさに性と生について幅広く、わかりやすく書かれています。
絵も可愛らしい!
後半には、読む大人向けの解説もあって、すごくわかりやすいです。
子供の反応は?
寝る前に読み始めたのですが、長男は興味がなく、別のマンガを読んでいました。これでは読む意味がない!と思い、「ちょっと、すごくためになる話だから聞いて!」と声をかけてから読み始めました。
最初は男性と女性の体の違いの話。長男は、興味深く見ていました。
どうやって赤ちゃんができるのかという話のあたりでは、次男は脱落。飽きてしまったようで、別の本を読み始めていました(笑)。やっぱり小学生くらいが対象かも。
後半の性犯罪に関する話。ここは私の方から、ちゃんと何かあったら言ってねと伝えるようにしました。すると「うん」と答えていました。
この本のメッセージは、自分の体を大事にしよう、自分の体を悪いやつから守ろうということなので、僕は大事にされているんだということが通じたのか、その後はすごく上機嫌!
全部で50ページくらいあるので、かなり読み応えがあるのですが、本当にあると便利な1冊です。体の仕組みについてちょっと説明したいときとかに、さっと取り出して教えたりするのにも役立っています。
漫画でよくわかる!「マンガでわかるオトコの子の「性」」
本の内容は?
かなり表紙が黄色で目立っておりますが(笑)、中身は読みやすく、可愛らしい絵で描かれています。
女性にはわからない男の子の性について、わかりやすく説明されていて、ふむふむーがいっぱいです。
男の子がいるお母さんは、読んでおくとすごく役立つこと間違いなし!です。
子供の反応は?
長男は表紙を見るなり、「読みたくない!」でした。
がーーーん!もう遅かったのか・・・
とちょっとショックを受けましたが、無理強いするのもよくないと思い、「本棚に置いておくから。すごく役立つから、興味持ったら手に取ってね!」と声かけしておきました。
その後、下の子に「へー!そうなんだー!」といいながら読み聞かせていると、上の子も何なに?とやってくるよと知り合いから聞き、まずは次男に読んでみることに。
実は、かなり読むのが恥ずかしくあったのですが、とても役立つ情報だと思ったので、少しでも手に取るきっかけになったらよいなと思ったのです。
寝る前の寝室で、次男に読もうとすると、長男は「聞きたくない」と耳をふさいでいました。分量が多いので、1日少しずつ分けて、ざっと読むようにすると、そのうち、「そんなにいうならちょっと見てみる」といって、なんと自分から本を手にしたのです・・・!
もし、「読みたくない!」「読まない!」といわれても、めげずに読む機会を作ったり、本棚に置いておくだけでも、いつか手に取るときがくるんだなと感じました。
子供が大切だからこそ、性について話す環境を作ろう!
性教育をするって、なんだか恥ずかしいことですよね。私も、すごく緊張しました。「やだー」とか「気持ち悪い」とか、いわれたらどうしよう・・・と思ったり。
でも、性教育について教えているYouTubeのマッキーさんの動画をみて、話すときのコツがあることを知りました。
それは、恥ずかしがらずに、はっきり、くっきり読むということです。
お母さんやお父さんが、恥ずかしがって読んでいたら、子供もなにか悪いことなのかな・・・と感じてしまいます。何も悪いことではなく、自然なことであるので、はっきり読みましょう。
そのためには、事前に1度読む練習をしておくことをおすすめします。1度でも読むと、だいたい内容がわかりますし、恥ずかしがらずに読むことができるようになります。
子供自身を守るため、そして、あなたのことが大好きなんだよ、あなたはみんなから望まれて生まれてきたんだよということが伝わる性について学ぶ時間を、是非お子さんにとってみてくださいね。
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